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#3楽と僕{続きと雑談}SUZURIにのせるやーつ。

お疲れ様です。m(__)m

閲覧ありがとうございます。

続きになります。

(((o(*゚▽゚*)o)))

楽くんがあたふたしてるのが最高に好きw

 

***#3

「駄目だ」

「で、でも本当に大丈夫なんですよ?」

「お前が大丈夫でも、俺がよくない」

 

僕と楽さんは先ほどから押し問答をしている。楽さんにスマートフォンを買うようにと厳命されたのだ。確かにスマートフォンはあったら便利だけど、僕に必要かな?楽さんは少し過保護すぎるというか。いや、僕が子供だからだろう。大人だなあ。

それと、楽さんが言うには僕が心配だから持っていろとのことだ。お金も要らないと言われてしまった。いまのところ全て楽さんに頼り切ってしまっているけどいいのかな。

「ガキが余計な心配するな」

「楽さんと大して年齢変わりませんよ?」

「お前・・・」

じいっと切れ長の瞳でまっすぐ睨まれて、僕は負けた。

「分かりました。買ってきます」

「俺も行く」

え?これから行くってこと?確か夜はお仕事のはずだ。今は昼前だけど疲れないかな。

「未成年のスマホ契約は保護者がいないと出来ないからな。お前、そもそも保険証もないだろ?」

ぎくっとなってしまった。その通りである。

「この世界は厳しいんだから甘えられるうちに甘えておけ」

八乙女楽が今日もかっこいい。

「行くぞ。ああ、そうだ。お前、高認受けろよ」

「ええ?」

「これから生きていくのに学歴ないときついぞ」

楽さんの言うことは最もだ。僕は無謀だった。

携帯ショップに入るといろんなスマートフォンが並んでいる。わああ、全然分からない。店員さんが楽さんの話を聞いている。

「それでしたらこちらがおすすめです」

「どうだ?正太」

どうだって言われましても。

僕は困って頷いた。

「あ、じゃあこれで」

「お色は?」

「ピンクで」

楽さん即答、僕、一応男ですよ?

それからプランの説明だったり、契約内容の確認やら何やら。丸々二時間はかかった。そしてようやく解放された。これが僕のスマートフォンだ。嬉しい。ピンクは可愛くてよかったかもしれない。

「楽さんありがとうございます」

楽さんが笑う。そして僕の頭を撫でた。

「これから服を買いに行こう」

はい?着替えは持って来てるんだけどな。

「楽さん、服は要りません」

「お前、可愛いんだから可愛いかっこしてろ」

男に可愛いって言っちゃう楽さんの脳みそ謎。

ショッピングモールで僕たちはさくっと買い物をした。楽さんだって気が付かれて、周りの人からきゃあきゃあ言われてたな。やっぱりこの人は有名人なんだ。

「なに膨れてんだ」

「膨れてません」

変な奴だなと楽さんが笑う。ちなみにここまでは楽さんの運転する車で来た。楽さんの運転する車のしかも助手席に座れるなんてなかなか出来ないだろうし嬉しい。

 

スマートフォンはちゃんと充電しろよ」

「はーい」

楽さんのお仕事は不定期だもんな。そこまで心配しなくても。

でも僕は嬉しかったんだ。

つづく