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オリジナルBL小説{大型彼氏と同棲しています#2}翼お絵描き

お疲れ様です。m(__)m

閲覧ありがとうございます。

紙がいろいろあって楽しい。(^▽^)/

(汚くてごめんなさい)

大型彼氏続きになります。

(((o(*゚▽゚*)o)))

もっと書いていきたい。(^▽^)/

 

 

 

起② 「合コン後」

 

「あれ?」

 

合コンから帰って来た次の日の朝、俺は昨日大地さんがくれた名刺を見ていた。

その名刺の裏側には手書きで携帯の電話番号とメールアドレスが書かれている。

これって。俺はドキドキしながらスマートフォンを手に取った。メールくらいならしてもいいかな?と思ったのだ。今日は土曜だけど、きっとお仕事だろうな。スポーツジムって毎日やっているイメージがあるし。

さて、なんて打てばいいんだろう?俺は考えた。

 

「こんにちは。翼です。昨日はありがとうございました。急にメールしてすみません。今度ジムに行っていいですか?」

 

よし、送信と。今日は休みだし、作り置きのおかずを作ろうかな。まずはスーパーに行かないと。俺はるんるんしながら出かける仕度をしていた。そこで携帯が通知を報せて来る。

スマートフォンを見たら大地さんだった。

 

「翼くん、メールありがとう。今日の午後空いてるなら、ジムに来てみる?俺もいるから」

 

ええ、そんな急に?でも断るのもなんだか申し訳ない。俺は行く旨をメールに書いて送信した。スーパーに行くとがんがん冷房が効いていて寒いくらいだ。そうだ。今日の夜はねばねば丼にしよう。夏だしさっぱりしたものが食べたい。オクラと長いもと刻んであるねぎを買う。

鮮魚のコーナーでは美味しそうなタラの切り身が売っていた。うーん、二切れかあ。でもそれくらいなら食べられるかも。上手に煮つけにすれば身がほろほろするしきっと食べられる。

 

家に帰ると当然暑かった。急いで冷房を入れる。今日の昼は残ったご飯で玉子かけご飯にしよう。トマトが好きだからご飯の横に切って添える。一人だからこういう適当な食事も多いんだよな。玉子かけご飯をずるずる食べた。美味い。

 

さて、スポーツジムに行くなら準備しないと。タオルと着替えは要るよなあ。水筒も入れて。

他には思いつかないし、財布とスマートフォンがあればなんとかなるかな。

名刺を見ると地図が載っていたのでホッとした。駅からそこまで離れていない。

日差しは今日も強い。アスファルトの照り返しでさらに暑いのだ。

ゼイゼイ言いながらスポーツジムに入ると大地さんがいた。

わ、スポーツウェアの大地さんめっちゃかっこいい。筋肉がすごいな。鍛えているのが見ただけで分かる。

 

「翼くん、来てくれたんだ」

 

大地さんが駆け寄って来た。そのまま腕を掴まれる。

 

「こっち。体の状態見たいから来て」

 

大地さんと急に二人きり?俺はドキドキしてきた。個室みたいなところに入る。

ベッドが置いてあった。そこで俯けに寝転がる様に言われる。

 

「ちょっと痛いけど頑張ってね」

 

痛いのかあ。大地さんが体の凝りやすい所や気になっていることはないかを聞いてくれた。

 

「えっと頭痛持ちで肩と首のこりがひどいです。腰も痛い時があって」

 

「デスクワークあるあるだなあ」

 

大地さんが苦笑交じりに言う。結構骨をぼきぼきならされた。痛くて泣いたらめちゃくちゃ励まされた。

 

「はい、おしまい」

 

「あ、ありがとうございます」

 

起き上がると体がものすごく軽いことに気が付いた。これはお金を払わないとなあ。俺はもうジムに通う気満々になっている。

 

「翼くんはどこに筋肉つけたいのかな?ダイエットしたいって言ってたけど、太ってるわけでもないし・・・」

 

大地さんが不思議そうに言う。

 

「えっと、腹筋割りたくて」

 

「なんでまた?」

 

俺は最近流行っている可愛い女の子アイドルの腹筋を見て憧れたことを話した。ウエストがきゅってなってるのに憧れた。

 

「ああ、今は女性も筋肉つけたいってひと多いよ。翼くん、アイドル好きなの?」

 

「好きです」

 

推しですとまでは言えなかった。大地さんが後ろから俺を抱きしめて来る。大きな体の彼にそうされると自分の体がすっぽり収まってしまう。

 

「うーん、今のままで十分可愛いのに」

 

「可愛いって」

 

正直戸惑ってしまった。俺、男だよ?

 

「翼くん、普通に恋人いるでしょ?」

 

「いませんよ」

 

「じゃあ俺と付き合って」

 

「え?」

 

「俺が翼くんの身体の管理するし、翼くんのボディガードもするよ」

 

ボディガードって。俺はぽかんとしてしまった。

 

「付き合ってくれる?」

 

大地さんが俺の顔を上から覗き込んで来る。俺ははい、と頷いていた。こんな急展開、誰が想像できただろうか。

 

つづく

 

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