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オリジナルBL小説{双子インフルエンサーは今日も百万イイね!}#4

お疲れ様です。m(__)m

閲覧ありがとうございます。

続きになります。

 

次の日になっている。さーちゃんがなかなか起きないから心配になった。どうやら昨日のハードなダンスレッスンが響いていたらしい。

 

「奏、おはよう」

 

「起きたの?さーちゃん」

 

「お腹空いた」

 

そりゃあそうだよなあ。俺だってぺこぺこだ。

 

「朝ごはん、部屋まで持って来てもらえるんだって」

 

「へえ。なんだろ?」

 

俺は朝食のルームサービスを電話で頼んだ。叔母さんからメッセージが届いている。

 

「あんたたち、少しは話したの?」

 

そう書いてあって俺はそれなりに、と返した。

昨日の俺とさーちゃんの話し合いで分かったことがある。俺たちはお互いが大事だということだ。つまり好きってことだ。それっていいことだよねってお互いに言い合った。でも寄りかかっていたってことも分かった。甘えていたんだ。

 

「今日のブログは俺の番か」

 

ふああとさーちゃんが大きなあくびをする。まだ眠たいのかな?

ルームサービスはすぐにやってきた。ハンバーガーだ。

 

「がっつりだなあ」

 

「ね!昨日だってバーベキューすごく美味しかったし期待できる」

 

「だな」

 

二人で巨大なハンバーガーに食らいついてみる。するとジューシーな肉汁が溢れて来た。

すごい。美味しい。

 

「奏、俺個性って何かなって改めて考えてみたけど、俺たちは俺たちのままでいいと思う。いや、たちっていうか俺っていうか」

 

「さーちゃんはさーちゃんらしくいてね。俺もそうする。ライブで皆にも観てもらいたい」

 

「ああ」

 

俺たちはお互いを見つめ合って頷き合った。

今まで、どこかでお互いに寄りかかっていたかもしれない。叔母さんがそれを言ってくれたから俺たちは気づくことが出来た。自分の足で立たなくちゃな。

 

 

#4日目

2020.09.26

 

ども、爽です。今日は俺の番か。昨日はイイねありがとうな。

急なキャンプにみんなびっくりしてたの笑った。いや、笑っている場合じゃなかったんだけど。でも奏が言っていたとおりグランピングってやつだったから急に行っても問題なかった。ダンスレッスン、今日は上手くいくといいな。みんな応援してくれよな。

今回のダンス揃えるところは揃えて個性を出すところは出すっていうメリハリのある流れになっているから楽しんで欲しい。ライブまでもう一週間位なんだな。早いなあ。

あ、そうそう。チケットが完売したみたいだよ。みんなありがとう。

配信チケットはまだあるからよかったら買ってね。みんなで楽しいライブにしよう!

 

***

 

キャンプ場から帰ってきてダンスレッスンにそのまま行った。

 

「あら二人共、少しリフレッシュにはなった?」

 

叔母さんの問いに俺たちはお互いを見合った。お互いが大事だと分かってよかったと思った。さーちゃんが髪の毛を結い直している。

 

「ライブまでもうすぐなんだから巻きでいくわよ」

 

叔母さんが手を叩く。俺たちは今回のライブで3曲披露することになっている。有難い話だなあ。ライブ本番まで練習頑張るぞ。

 

 

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