オリジナルBL小説{大型彼氏と同棲しています#5}雑談
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次回でこのお話は終わりです。(^▽^)/
また新作を書きます。
(((o(*゚▽゚*)o)))
次回はメイドさんかなあ。(^▽^)/
転
「うう、あづい」
俺は今日も仕事後にスポーツジムで運動をしている。ずっと歩いていたら体に熱がこもった。やっと秋になったと思ったのに、まだ外は暑くてがっかりだ。でも明け方は涼しい、このままは風邪ひく。
「水分摂って」
大地さんが今日も様子を見に来てくれる。この間体重を計ったら、全然減ってなくて泣きそうになった。けど、筋肉量が増えているからだと励まされた。おかげでもう少し頑張ってみようと思えた。もし一人でやっていたらとっくに諦めている。
「翼、俺、今日ちょっと帰りが遅くなるから、夕飯は先に食べて」
「うん」
大地さんと一緒にご飯が食べられないのは寂しいけど、しばらく仕事で忙しいと聞いていたから俺は素直に頷いた。
そう、専属のスポーツ選手なる人がやってくるらしい。今はオフシーズンでジムで調整しつつトレーニングをするのだそうだ。アスリートってすごいよね。どんな人なの?って前に聞いたら、自分にすごく厳しい人だから緩めるのが難しいと困ったような顔で言っていた。
どうやら女性らしく、大地さんは彼女にかなり気を遣っているということが俺でも分かる。
「じゃあ、後でね」
「ああ。気を付けて帰るんだぞ」
シャワーを浴びて着替えた俺は大地さんに手を振ってジムを後にした。
瞬間、キャップを目深に被った女性とすれ違う。すごく綺麗な人だったから俺は思わず振り返ってしまったくらいだ。
「大地いる?」
「小百合さん、今日もよろしくお願いします」
大地さんがニコニコしながら出迎えていた。なんかモヤモヤするけど、これも仕事だもんな。俺はそう自分に言い聞かせて家に帰った。でもやっぱりモヤモヤして、こんな時は料理をしようと俺は思い立った。
そろそろ作り置きの味玉もなくなりそうだし、他のおかずも作っておけば弁当に困らない。俺は近所のスーパーに出かけた。今日は特売日らしい。嬉しくなっていっぱい買った。
「なすは揚げびたしにして、ナムルも作るし・・そうだ。豚キムチも作ろう」
鼻歌を歌いながら俺は家に帰った。鍵を開けると大地さんの靴がある。あれ?今何時?
俺、買い物に夢中になり過ぎていたかも?
「翼」
大地さんが駆け寄って来る。そのまま抱きしめられた。
「どこ行ってたんだ?電話しても出ないし」
「す、スーパーだよ。半額シール待ってたから」
「翼はそういうの本当に好きだなあ」
はああと大地さんがため息を吐く。
「ごめんね。まだ夕飯作ってない」
「とりあえず米は炊けてるぞ」
「わあ、ありがとう。そうだ、お惣菜買ってきたから、それとお味噌汁にしようね」
「ああ」
大地さんを疑うわけじゃないけど勝手にヤキモチを焼いてしまった。小百合さんがどんな人かもっと聞き出そう、俺はそう決意したのだった。
つづく
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