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オリジナルBL小説{大型彼氏と同棲しています#6}雑談

お疲れ様です。m(__)m

閲覧ありがとうございます。

いよいよ今回でこのお話も最終回です。

楽しんで頂けたら幸いです。

スピンオフも書きたいなあ。(^▽^)/

くだらない短編集を作りたいw

まだまだ書いていきますよ。

 

 

「あの人、小百合さんって言うんだね」

 

ご飯を食べながら俺は大地さんに尋ねた。

 

「ああ。すぐ無茶なトレーニングをしようとしてな」

 

ああ、なんとなく分かるなあ、その気持ち。

だってそうしたら大地さんが心配してくれる。自分の事だけを考えてくれる。

彼女なりの独占欲の表れなのかもしれない。

 

「大地さんは彼女のことどう思っているの?」

 

「え?ちょっと大変なメンバーさんって感じだな」

 

やっぱり全然彼女の気持ちに気が付いていない。

まあその方がホッとするけど。

 

「大地さんは浮気とかどう思う?」

 

「翼がしたら許さない」

 

ひえ、怖い。本当に許してくれないんだろうな。

 

「俺はモテないからしないけど」

 

「俺だってしないぞ。翼が一番だ」

 

そう言って貰えて嬉しかった。思わずニコニコしてしまう。

 

「大地さん、コロッケあげる」

 

「なんだ?急に」

 

「いいから」

 

大地さんはしばらく彼女とトレーニングをするらしい。まだ少しモヤモヤするけど、大地さんが彼女に気がないって分かっただけでも嬉しかった。

 

「翼、風呂入ろう」

 

「え、一緒に?」

 

「マッサージしてやる。肩痛いんだろ?」

 

なんでバレているの?やっぱりそんな大地さんが大好きだ。

 

服を脱いで風呂場に向かうと大地さんが湯船に浸かっていた。彼は体が大きいから湯船が小さく見える。俺が湯船に浸かるとぎゅうぎゅうだった。

 

「翼、おいで」

 

抱えられてなんだか恥ずかしい。大地さんに身を委ねている状態だ。

 

「痛い所どこだ?」

 

「この首の付け根のとこ」

 

「ああ、頭痛は?」

 

「ちょっと痛いかも。鎮痛剤は飲んだんだけど、あまり効いてない」

 

「ここか」

 

「んっ」

 

やっば。マッサージなのに変な声が出た。よくあるよね、男性向けのアダルト本でマッサージと称して変なことするやつ。女の子は騙されていて俺としてはうわあって思ってしまうんだけど。大地さんがしばらく肩を指圧してくれた。ツボがあるのかじんわりと血流がよくなっているのが分かる。

 

「気持ちいい。肩が軽くなった。ありがとう」

 

「風呂上りはストレッチだな。腰も入念に解そうな」

 

「大地さんはどこでもトレーナーさんなんだね」

 

おかしくなって言ったら大地さんにぎゅっと抱きしめられた。

 

「俺が翼の体の管理するって言っただろ?」

 

確かに言った。覚えていてくれたんだって嬉しくなった。

なのに俺は大地さんを疑ってしまった。

 

「大地さん、俺のこと許してくれる?」

 

俺は大地さんに一部始終を話していた。

 

「ごめんなさい」

 

「いや、誤解させてごめん。女の子にはあまり興味ないって言うか、翼が一番でそれが当たり前だと思ってたから・・・言葉足らずだったな」

 

俺を一番って思ってくれてるんだ。嬉しい。

 

「大好き」

 

大地さんに抱き着くと抱きしめられる。ずっとこうして二人でいられたらいいな。

 

 

おわり

 

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