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番外編・「猫様ズとデート」後半{あとがき}

お疲れ様です。m(__)m

閲覧ありがとうございます。

スターもありがとうございます。

励みになります。

 

番外編後編です。

まだまだ書いていく所存。(`・ω・´)

新作も書きたいし、じわじわ増やしていければいいなあ。

完全に子育てモードで笑えるw

もっと翔也といちゃいちゃできるように考えていきます。

マオくんが不利w

仕方ないんだよねw子猫だからさあ。

もう少し大きくなったら違うんだろうな。

またその話書いていきます。以下BL小説です。

ご注意くださいね。

 

 

「猫様ズとデート」

 

後編

 

 

「ふああああ、ここが映画館」

 

駅チカにある巨大ショッピングモールの中にある映画館に俺たちは来ている。

中に入るなりマオが目をキラキラさせている。

 

「あ!」

 

マオが今日見る映画のパネルを見つけて、そろそろと近寄る。

 

「しょうや、これ写真撮って」

 

「いいよ。レオも並んで」

 

「ああ」

 

二人の写真を撮るとマオが写真を見に来た。

 

「わあ、これが人間のいう推し活なんだあ」

 

「そうだね」

 

「しょうやも撮ろう!」

 

もうすぐ映画が始まるから先に飲み物を買わないとな。俺は売店の列に並んだ。マオとレオもキョロキョロしながらついてくる。

 

「しょうや、ここでどうするの?」

 

「飲み物とポップコーンも食べるよね?」

 

「ポップ?ナニソレ?」

 

マオが首を傾げている。俺はポップコーンの機械を指さした。

 

「あれだよ」

 

「なんかポンポンしてるねえ」

 

「甘い匂いがするな」

 

「本当だあ」

 

すんすんとマオが匂いを嗅いでいる。二人共可愛いな。

 

「飲み物どうする?」

 

「僕、メロンソーダ!」

 

「コーク」

 

二人とも、人間の姿の時は人間が食べる食べ物が食べられるらしい。

ずっと飲んでみたいってせがまれていたからこうやって飲ませてあげられてよかった。

 

「間もなく入場が始まります。お客様は受付までお越しください」

 

あ、もうアナウンスが流れている。

 

「二人共、中にいくよー」

 

「はーい」

 

マオとレオがついてくるのを確認して俺たちは席に座った。マオは座席の多さに驚いていた。そんなことをしているうちに予告が流れ出す。二人共夢中で観ていた。

いよいよ本編が始まる。大きな爆発音にマオは度々びくっとなっていた。映画館の音響はすさまじいからな。この作品はアニメといっても大人でも楽しめるものだ。お客さんもいろいろな年齢層がいた。話はクライマックスへ向けてどんどん盛り上がる。

うん、これすごく面白いな。あっという間に本編は終わりを告げた。マオもレオも映画を観るのに必死であまり飲み物を飲んでいなかった。

 

「ふわあ、面白かった」

 

「ああ」

 

マオとレオはふうと息を吐いた。

 

「あ、ジュース、飲んでなかった」

 

「俺もだ。ポップコーンも食べてない」

 

ぐぎゅるるるとお腹が鳴る音がする。マオが顔を赤くした。もうお昼だ。お腹もすくよね。

 

「どこかに座って食べようか」

 

確かこのショッピングモールには休憩スペースがあったはずだ。俺たちはそこに向かった。

休憩スペースに向かうと、そこはすでに満席に近かった。

 

「これがメロンソーダっていうのなんだ」

 

マオがストローでこきゅこきゅジュースを飲んでいる。レオはキャラメルポップコーンをわしづかみで食べている。気に入ったのかな?

 

「美味しい?二人共?」

 

「「美味い」」

 

ふたり揃って言ってくれて嬉しかった。

 

「映画もね、すごく面白かったの」

 

マオが目をキラキラさせながら言う。レオもうんうんと頷いている。今日は来てよかったなあ。ポップコーンを食べたら二人は余計お腹が空いたらしい。

それからショッピングモール内のフードコートに向かった。

 

「わああ、商店街みたい。いっぱいお店がある」

 

ショッピングモールに来るのは俺も久しぶりだ。

マオがラーメンを食べたがったからその店で注文した。

平日でも結構混むんだなあ。注文したものが出来たらしい。俺とレオで取りにいった。

 

「わあ、ラーメン」

 

「熱いから気を付けて食べてね」

 

二人共見よう見まねで、箸を持っている。

 

「こう?」

 

「そうだよ」

 

マオに箸の持ち方を教えている間にレオは箸の持ち方をマスターしたらしい。

ずるるとラーメンを食べ始めている。マオにじいっと見つめられて、レオは困惑したようだ。

 

「なんだ?」

 

「なんでもない」

 

ぷいっとマオがレオから顔を背ける。なんとなく気持ちはわかるなあ。俺も子供の頃に兄さんがなんでも上手に出来るのを見て拗ねていた頃があったから。

 

「よいしょっと」

 

マオが危なっかしい箸遣いで麺を掴んですすっている。

 

「わあ、美味しい!」

 

「よかった」

 

しばらくみんなでずるずるやった。ラーメンってなんでこんなに美味しいんだろう。

餃子も頼んだから三人で分けた。

 

「これも美味しい!」

 

「今度うちでも作ろうか」

 

「え?これ作れるの?」

 

「うん。意外と美味しいよ」

 

これ、猫とする会話じゃないな。でも俺たちの所に二人が来てくれてすごく幸せだ。

マオもレオもお腹いっぱいになったらしい。よかった。

 

「ご馳走様でした」

 

食器を返却して俺たちはショッピングモールの食品売り場に向かった。今日の夕飯、どうしようかな。

 

「しょうや、僕、もっと餃子食べたいなあ」

 

その手があったか。俺は餃子の材料を買った。他に冷凍食品やペット用品も買う。三人いると沢山買えていいな。

帰りの電車でマオがニコニコしている。

 

「餃子楽しみ」

 

「ああ、美味かったな」

 

「そうだよね」

 

猫ズの会話はほんわかしている。

周りの人は二人のイケメンぶりに驚くみたいだ。

 

「しょうや、いっぱい作ろうね!」

 

マオが俺に笑い掛けて来る。今日も猫様ズ、最高だった。

 

 

おわり

 

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