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番外編・「猫様ズとデート」前半{雑談もあるよ}

お疲れ様です。m(__)m

閲覧ありがとうございます。

というわけで猫ズ番外編です。

(((o(*゚▽゚*)o)))

BLなのでご注意くださいね。

スターありがとうございます。m(__)m

励みになります。

まったり更新になると思いますが、温かい目で見て頂けたら嬉しいです。

 

 

 

「猫ズとデート」

 

前編

 

「わああ!しょうや、僕これ行く!」

 

ある日のことだった。マオと二人でテレビを観ていたら、かっこいい映像のCMが流れて来た。これ某有名アニメ作品の劇場版じゃないか。マオが普段からよく観ているやつだ。

 

「いいよ。兄さんは今週出張で忙しいみたいだし、三人で行こうか」

 

「やったああ」

 

レオがてててとやってきてソファに飛び乗った。

 

「何の話だ?」

 

レオが人間の姿になる。

最近レオもマオもネコから人間の姿になるのによどみがない。変身がすごくスムーズになってきてる気がするな。そして人間の姿でいるのが便利みたいだ。そりゃあそうだよね。

 

「レオも映画行くよね?」

 

「?映画?」

 

マオがふふんと自慢そうに胸を反らせた。

 

「映画はすごいんだよ。みんなで観るんだから」

 

「あ?みんなで観るのは普段と一緒だろ」

 

マオはううううとやり込められている。いつも思うけどマオは少しドジというか抜けているというか。そこが可愛いんだけどね。

 

「とにかくしょうやとデートするんだからね!!!」

 

「3人じゃないか」

 

あ、またマオが震えている。

 

「レオがいじめるー!!!」

 

うわあああとマオが泣き出して宥めるのがめちゃくちゃ大変だった。

子育てってこういうことなんだ。俺の親は除外だけど、世界の親御さん大変お疲れ様です。

 

***

 

「今日のご飯はなに?」

 

「んー?マオはまぐろ味のカリカリじゃいや?」

 

「かりかり好きだけど、しょうやがちゃんと食べてるか、チェックするのも彼氏の役目だよ」

 

本当に自信満々だなあ。俺は思わず笑ってしまった。

 

「マオは優しい彼氏だね」

 

そう言って頭を撫でたらマオは得意げだ。可愛い。

さて俺は自分用にオムライスでも作ろうかな。

チキンライスを炒めて。

卵を割ってと。

 

「ふわあああ、たまごとろとろ」

 

マオが目をキラキラさせている。

これでさっき炒めたチキンライスをくるんでと。

 

「二人共ご飯にしようね」

 

俺は専用の皿にかりかりを盛った。その上からマグロの舐めるおやつを少し入れる。マオもレオも猫の姿になって皿に顔を突っ込んで食べ始めた。

 

「美味しい?」

 

「にい」

 

マオとレオがこちらを見上げて来る。俺もオムライスを食べ始めた。

映画を見に行くなら先に席の予約をしておこうか。

ご飯を食べて片付けた。二人が手伝ってくれた。すっかり恒例になっている。

 

「しょうや!」

 

ソファに座っていたら隣から抱き着かれて俺はマオの頭を撫でた。レオも俺の隣に座る。すっかりこれも定位置になっているなあ。

 

「ねえねえ、しょうや。映画ってどこで観るの?僕達も観られるよね?」

 

「映画館だよ。猫の姿から戻らないように気を付けてね」

 

「はあーい」

 

「マオの観ているアニメ、面白いもんな」

 

レオがぽつりとこぼす。どうやらしっかり観ていたらしいな。

 

「ね!レオもそう思うでしょ!」

 

マオは得意げだ。今日も平和だなあ。

スマートフォンで映画館のチケットを買う。

 

「レオ、マオ、明日映画館に行こうね」

 

マオがぱっと顔を輝かせる。レオも嬉しそうだ。

 

「しょうや、大好き」

 

「ありがとうな、翔也

 

明日はトラブルがないように気を付けなくちゃな。

 

つづく

 

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